ハマグリ
縄文貝塚からハマグリの殻が非常に多く出土するのは縄文人がほかの貝よりハマグリを好んだからといわれる。今では、雛祭りの調理に、結婚式の縁起物にも用いられている。
ハマグリはアサリと同様、鉄分が多く、またカルシウム・亜鉛などミネラルが豊富である。貧血・不妊・前立腺肥大・味覚異常の予防に効果がある。タウリンも多く、血圧を正常にし、心筋を強化し、血中悪玉コルステロールを減少、善玉コルステロールを増加させ、そして肝臓の解毒を高める。
ハマグリは鉄も多く、とくに、つくだ煮(塩分が多いが)には多い。
さらにハマグリには細胞のガン化を予防するセレンという元素も多い。セレンは魚介類(ヒラメ・カレイ・エビ・カキ・マグロ)などにも多い。
雛祭りの料理にはなぜハマグリがつきもの?
雛祭りの料理には、ハマグリのお吸い物がつきもの。これは旧暦の3月2日が大潮で、この日に潮干狩りをしてとれた貝類を翌日の雛祭りのお供えにしたことが始まりとされている。
ハマグリは、この時期にもっともおいしくなる。また、2枚で一対の同じ貝殻同士の組み合わせでないと、ぴったりかみ合わないため、女子の貞節と美徳につながると考えられるようになった。
このことから、女の子がよい伴侶にめぐり合えるようにと願掛けや、夫婦和合の象徴として、結婚式の縁起物にも用いられるようになったといわれている。
平安時代から続く「貝合わせ」も、やはり1対1でしか合わないハマグリの特徴を生かした遊びだ。
美しく装飾した貝合わせの貝を入れた「貝桶(かいおけ)」は、江戸時代、嫁入り道具としてまっ先に新郎の家に運び込まれるものだったという。
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