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2008年10月19日 (日)

卵のコルステロールは血管を丈夫にする

 

卵はコルステロールが多いからと敬遠する人もいるが、1日に1~2個はぜひ食べたい食品である。

コルステロールは一時期、動脈硬化をひき起こす元凶のようにいわれたが、これは誤解であったことが判明している。これは、高血圧が長い期間続いて、血管が破れないように防御するため、動脈にコルステロールが貼りついた結果、動脈硬化になったのであって、実際は、高血圧が原因だったのである。つまり、結果だけから、コルステロールが悪者にされたようだ。

病院食では心筋梗塞などの回復期の患者に、1日に卵1個を献立に入れるところが多い。これは、適度にコルステロールを摂取することで、かえって血液のコルステロール過剰を防止してくれる働きがあるからだ。人体に必要なコルステロールは、三分の一が食物から摂取され、残りが肝臓で合成されている。そこで、極端にコルステロールの摂取を制限すると、不足を補おうとかえって過剰なコルステロールが肝臓で合成されるのである。

アメリカでの調査によると、朝食をトーストとジュース程度ですませた子供と、さらに卵などのタンパク質を加えた朝食をとった子供を比較した結果、卵を食べていない子供は、昼前に計算ミスや記憶力低下が見られたのに、卵を加えた朝食をとった子供はそれが少なかったという。

なお、コルステロールには有用な働きがある。血管の弱いところを補強して破れないように保護するとか、赤血球の膜を保護してその寿命を長持ちさせる他、女性ホルモンの材料として必要だ。また、ビタミンDの原料でもあり、さらに、腸で脂肪を乳化して消化液がうまく働くことのできるようにする乳化剤となる胆汁酸の原料としてなど、多方面にわたって重要な働きをしているのである。

 

 

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